FPビジネス創業期の『ビジネスモデル構築』 と 『便利ツール』
私は4年くらい前に独立して、試行錯誤してビジネスモデルを構築しました。
今はFP向けのシステム開発に注力しているので、FPとしてのビジネスは辞めたのですが、
2018年は約100人の新規の顧客を獲得しました。
年間100人、月6~10件程度で、多いか少ないか分かりませんが、
創業期としては合格点だったかなと思います。
その後、成功している多数のFPの方にお会いしたこと、
その後の個人的な色々な経験を踏まえて
FPのビジネスモデルを体系立てているので、ご紹介します。
Table of Contents
各ステージの状況と課題
FPビジネスをも他のビジネスと同様にライフライクルがあります。
ステージ毎に状況は異なり、抱えている課題も異なります。
ステージ | 状況 | 課題 |
創業期 |
・ビジネスモデルを新たに構築する。 ・対外的に認知してもらう ・顧客開拓 |
・まだ手探り状態で、どの分野をターゲットにするか模索中。 ・集客の仕方、商品設計が未完で、単発的。 ・システム導入は最低限、またはない。 |
成長期 |
・ビジネスモデルが固まる。 ・集客からサービス提供まで一貫して体制が構築できつつある。 ・セミナー、出版、SNSなど認知向上 ・顧客獲得ルートを開拓 |
・顧客数も増えるに従い業務量が増え、忙しくなっている。 ・システム導入などで負担の軽減も必要となる |
成熟期 | ・安定的に集客できるルートなどを確保し、集客の苦労は軽減。
・セミナー、出版、SNSなど認知向上 ・経験値も蓄積され、定型かもされ、1件あたりの負担は軽減 |
・自動化などを進め、効率化をするめる ・個人事業から組織へ拡大 ・俗人化しない体制 ・再現性のあるビジネスモデルに発展 |
衰退期 | 少しずつ新規、既存客が減少 |
・年齢などもあり、徐々に縮小 ・既存顧客やルートの引継ぎできる後継のFPの確保 |
ビジネスモデルの構築
ビジネスモデルの導線はこんな感じだと思います。
いくらFPとしてのスキルが高くても、
集客をしなければ案件にならず、
顧客心理を理解せずに、継続的に案件獲得は不可能だと思います。
独立前の職業が、
銀行、保険会社・代理店だったりして営業しかしていないと、
この流れのビジネスは初めてになるので、
失敗と反省を繰り返し、ブラッシュアップが必要になります。
(私はかなり苦戦しました)
別の切り口では、こういうのもあります。
個別面談がヒアリングに位置して、
フロントエンド商品がファイナンシャルプランニング
バックエンド商品がリスクマネージメント以降になります。
(出所)Financial Advisor’s Success Manualをベースにトラストオフィス㈱で加筆・修正
利益相反はしてはいけませんが、
ビジネスである以上、利益を出す必要があります。
無料相談会やライフプラン作成では、利益はでません。
しっかりとバックエンドの商品を構築する必要があります。
バックエンド商品がないままFPビジネスをやっていると
ジリ貧FPになってしまいます。
スキル習得
・FP関連のスキルは当然
・簡単なWordpressの修正スキル
※WordpressはHPを作るソフトの名称
・コピーライティング、Webライティング
・SNSの操作方法
・動画編集(外注でも可)
便利ツールリスト
HP
しっかりしたHPを作るのか、簡単なHPを作るのかで賛否分かれると思いますが、
予算に余裕があるならば作った方がいいと思います。
起業するとHP作成業者から電話が掛かってきます。
(企業当初はお客さんからの問合せはなく、業者からの電話ばかりです。。。)
オンライン面談ツール
デジタルマーケティングツール
創業期はSNSなどで使った集客などが中心になると思います。
・無料でアポイント調整ができる
・無料で画像編集ができる
・無料でサムネイルなどデザインできる
・無料で画像の背景を削除できる
・無料でSEO対策(3種類)