FPビジネス サクセスマニュアル
個人向けの金融アドバイザーとして成功するには
金融のスキルは当然として、
それ以外にも必要なスキルは多岐に渡ります。
そこで参考になるのは、アメリカの事例な訳でして、
そのままそっくりとはいきませんが、知っておいて損はないと思います。
面白い本がありましたので、数回に分けてご紹介しますね。
Table of Contents
『Financial Advisor’s Success Manual』
本の題名を訳すと「ファイナンシャルアドバイザーの成功マニュアル」です。
著者はファイナンシャルアドバイザー向けのコーチや戦略コンサルタントで、
10年以上の金融機関での勤務と、ビジネスの生産性を向上させる企業で7年の経験があるそうです。
目次は
本書の目次は以下のおとりです。
- Develop Your Differentiation Strategy
- Formal Book Segmentation
- The Client Loyalty Process
- But What’s the cost of Loyalty?
- Your Intake Process
- Your Client Planning and Review
- Your Business Plan
- Metrics : Daily Game Plan
- Business Development
- The Benefits of Implementation
少し意訳すると、
- 差別化できる戦略を作ろう
- 対象とするセグメントを明確にしよう
- 顧客ロイヤリティ向上の手順
- ロイヤリティ向上のコストは?
- 顧客獲得のプロセス
- プランニングとレビュー
- 事業計画
- 日々の業務の測量
- 事業の開発
- 導入することの効果
目次から要約すると
⑴自分の強み・弱みを理解し、差別化できる領域を見極める必要がある。
⑵継続的なビジネスにするため、ロイヤリティを高める必要がある
⑶計画的に、効率的に、事務所経営をする必要がある。
となります。
この中で興味がわく内容は、、
目次をみて、読みたい章はそれぞれと思いますが、
個人的には『8測定:毎日の業務活動』にも興味がわきます。
ざっくり説明すると、こんなことが書いてあります。
- 1週間の活動のモデルプラン
- 1週間のゴールと実績を記入
- 毎日を午前と午後に分けて、5段階評価する
- 毎日、各タスクの時間を計測する
- 30分または1時間単位でタスクを明確にする
- 6つの重要な事項
内容は、、、ちょっと物足りないかな??
なぜ、この興味を持ったか
別のブログで書きましたが、
FPが事業として成り立つためには何人の顧客が必要か?
に起因します。
一般層を顧客とする場合、300人~500人は顧客が必要となります。
3章、4章にあるようにロイヤリティを高めつつ、その数の顧客を対応することは容易ではありません。
金融マンとして優秀でも、ITを駆使して、業務設計を行う経験のある方は少ないと思います。
なので、どうやってFPの生産性をあげ、
『ロイアリティ向上』と『顧客数の拡大』を両立するかは、最大の関心事項です。
生産性についても別の機会に紹介したいと思います。
次に興味があるのは、、
次に興味があるのは『6プランニンングとレビュー』です。
当社はライフプランソフトを提供していますが、
ライフプランをする『前後のプロセス』も重要です。
入口を間違え、出口を間違えるとライフプランは無駄になります。
ちなみに、本書では、顧客との接点を下記の6ステップに分かれています。
特にビックリする内容はありません。
① |
顧客アプロ―チ |
家族情報ヒアリング 投資経験ヒアリング 希望・夢のヒアリング |
② |
ファイナンシャル プランニング |
ゴールベースアプローチ キャッシュフロー分析 バランスシート |
③ | リスクマネジメント |
家族の生命・損害保険 住宅の購入計画 |
④ |
インベスト プランイング |
投資方針 リスク許容度 必要収入 |
⑤ |
クライアント サービス |
コンタクトの手段の確認 再プランニング 各種調査 四半期のフィードバック |
⑥ |
プランニング &レビュー |
定期的な連絡とレビュー 家族状況、ゴールの変更の有無 ポートフォリオの変更 |
次回から各章の説明をします。
私の英語力の無さから時間がかかるかもしれませんが、
次回から、各章を説明していきますね。